2006年07月04日

第19期富士通杯世界選手権決勝戦 △朴正祥六段(韓国)対▲周鶴洋九段(中国) 白中押し勝 2006.7.3








 □黒5、7と打ちっぱなしで、9、11と足早に展開する。
 □白14〜黒43は双方ほどほどの分かれではあるまいか。
 □白44で黒の13と3が分断されてピンチだが、黒55まで軽サバの気分。
 □白56〜黒7が宙に浮いた格好だが、白68までとフリ替わり、黒69に一手備えては黒が打ちまわした展開だ。
 □白72〜76でコウになるが、黒は余裕で101、103となれば満足以上のものがあるのではないか?
 □黒111以下は碁をお仕舞いにしようと言っている。115では普通に割り込んで充分だった筈。参考図Aだ。
 □黒129ではポン抜きでのフリ替わりでほどほどの分かれで、先手で下辺の大きな這いに回って黒優勢ではなかったか?参考図Bである。
 □黒165ではもう一コウ粘って、コウを抜けば、白厚いながらも一応は寄せ勝負だった。参考図C。

 参考図A 黒115普通に割り込めば黒良しじゃない?






 どうして黒は115で普通に割りツギをうたなかったんだろう?以降普通に寄せて、黒良しの筈だが...。

 参考図B 黒129抜きでも黒良し






 黒129で一子ポン抜きで黒良し。白130は黒131が先手なのでここが止まり、白は存外小さい。とすれば、懸案の下辺黒133押しに回った黒が勝ち。

 参考図C 黒65ではコウ続行






 せめて黒165ではここのタケフの出切りで1コウ稼ぎ、黒169では上辺のコウを解消したかった。白170には下辺を小さく捨ててフリ替われば...。やはり白が良いことには変りはないが一応寄せ勝負ではあった。



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2006年02月21日

第18期女流名人戦三番勝負第2局 ▲小山栄美女流名人対青木喜久代八段 白1目半勝 2006.2.15







 □黒35のカカリに手を抜いて白36の打ち込みは積極的だが、後手を引いて疑問。普通にしろ55と受けておいてよかった。
 □結局黒55の両ガカリに回られ、この白が根こそぎ追い立てられるようでは実利で黒リード。
 □白は62、66、そして68ハネと中央の黒を狙うが、黒69としっかり地を稼いで確定地は大差。
 □白70、72と中央の黒を狙うが、黒73とコスミ出されてみれば、上辺の白も根無し草。
 □白74、76と黒の上辺は荒らしたものの、黒は77、79と右上隅を固めた上に、黒81と一間に飛んで白の大石をターゲットにしている。
 □中央での大石同士の攻め合いは白94〜黒103とビミョーなからみ合いを演じる。このあたり『週刊碁』の記事によると、控え室では「黒103とトビが来て、黒が寛いでは白に勝機はない」との声があったという。
 □白4〜8は上辺との攻め合いにもっていこうという作戦だが、参考図Aのように普通に黒109と受け、以下黒125まで中央の黒と上辺の白の攻めあいは黒良し。
 □ところが白108に黒は震える。「黒109、111と抜けば厚く、白112、114と左辺の黒地が破れても、黒良し」(小山談)かと思った。事実その通りで、実戦の進行でもまだ少し黒良しだったのだが...。
 □いったん震えた小山はこの後も弛みに緩む。
 □黒117のサガリは118押さえで左辺に孤立した白はコウになる。
 □黒135は白136と替わって、かえって白170のツケを生じてしまって部分的に5目損。
 □黒151は一路下の188がよく3目損。
 □というわけで、小山は必勝の碁を落としてしまった。

 参考図A 左辺を黒109と受けて中央の黒と上辺の白の攻め合いの図









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2005年11月17日

“寄せ”の実例図三種

図A 実戦









 【図A】実戦
 黒は黒27〜白30と下辺の1線を先手でハネツギ(出入り4目)、続いて黒が黒31〜黒33と上辺の2線を後手でハネツギ(6目の価値がある、が実戦は手止まりの関係でそうならなかった)、最後に白が白34〜白36と手止まりの後手寄せ(2目)を打った。結果黒23目、白21目で黒2目勝ち。
 しかし白は

図B 白の反発








 【図B】白の反発
 黒が黒27〜黒29と下辺の1線のハネツギ(後手2目、ただし白陣は手残り)を打ったとき、白は下辺を手抜きして上辺を白30〜32と2線の後手ハネツギ(6目の価値、が実戦はてどまりの関係で7目になった)を打つ。黒は下辺を黒33と切るが黒37まで後手(4目の価値)。そこで白は白38〜40と手止まりの1線の後手ハネツギ(2目)を打って終局となる。結果は黒21目、白21目でジゴ。
 従って、このケースでは

図C 双方最善








 【図C】双方最善
 黒は上辺を黒27〜黒29と2線の後手ハネツギ(6目の価値、が実戦は手止まりの関係で7目になった)を打ち白に手を渡す。白は盤中最大の下辺白30〜白32と1線の逆寄せ(3目、しかし逆寄せなのでその倍の6目の価値を持つ)を打つ。そこで黒は手止まりの黒33〜黒35と1線のハネツギ(2目)を打ち、白も白36と手入れして終局となる。結果は黒23目、白22目で黒1目勝ちとなる。
 この図C黒27〜白36がこのケース双方最善の寄せである。



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2005年11月11日

第30期名人戦七番勝負第7局2005.11.9-10▲小林覚九段対張栩名人 白中押し勝

 第1譜(1日目)黒1〜白86








 ■武宮陽光の目

 *握って小林挑戦者の先番。二連星から黒5の掛かりは得意の布石。
 *白12は局面を細分化する意図。
 *下辺から左下にかけて黒は足早に打っている。黒31、33、41とドライな打ち方(小林光一風)   で、黒43の大どころに向かい、中盤戦に。
 *白54,56と動き出す。
 *黒は61にノゾいて攻めを開始するが63〜69と好点に先行して、軽快に立ち回る。
 *黒67は上下の白を裂いて絡み攻めにしようという手だが緩い。参考図A(黒15-十四ツケ、白13-  十四その左ハネ、黒13-十三その上ハネ、白12-十四引き、黒14-十三接ぎ、白10-九押し、黒8-   八一間飛び)から形を決めたほうが、右辺の黒地がしっかりしていて優った
 *白70は黒67の非をとがめた機敏な様子見。黒は72に受ければ右辺の黒地が固まって堅いが、それ  は利かされとみて黒71に押さえて頑張ったが、白74と右辺に飛び込み右辺黒地を荒らす。
 *白86で1日目終了。2日目のポイントは以下の三点。
   @白74に飛び込まれて黒は地では損をしている。黒は、今後上下の白にどれだけ寄りつくこと    によって、そのマイナスを取り返せるか?
   A左辺から中央にかけての黒地がどれだけまとまるか?
   B左下の大きなヨセに、どちらが回れるのか?

 第2譜 黒87〜白176








 ■武宮陽光の目

 *封じ手黒87ハサミツケは、検討室の予想になかった鋭い一着。下辺のまだ生きていない白の一団  への利きを見ながら、中央の白の肺腑をえぐった厳しい踏み込み。
 *白90とまずは右下の眼形を確保。
 *黒91から中央の白を攻める。黒95は10-十一の割り込みと参考図B(黒15-十一当て込み、白15-   十当たり、黒16-十一接ぎ、白14-十二接ぎ、黒16-十二出)の右辺の白一子を切り離す手段を見  合いにした。
 *白は96から右辺を先手でカバー(黒97は自重した手)して、白102と中央に手を入れる。
 *黒103敗着。下辺の白に生きを強要した手だが、白104,106が絶妙の切り返し。黒107と手を戻さ  なければならず半手の損。以下白114まで白優勢に立つ。
 *白126打ち込みは勝ちを決めにいった。左上の白との連絡と4-八に飛び出して上下の黒の分断を見  合いにした厳しい一着。
 *黒は参考図C(黒3-八ツケ、白3-九ハネ、黒4-九押さえ、白3-七当て、黒4-八接ぎ、白4-七出、   黒5-七押さえ、白2-六渡り)とすれば穏やかだが、それでは足りないと見て黒129と遮った     が...。


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2005年11月09日

『天下五目の必勝戦略』(宮本直毅九段著)









 五目の置き碁での必勝戦略。白1、白3に手抜きして、白のいない天元、二つの辺、隅の星からなる正方形を作って厚みを築き、入ってきた白を徹底的に攻める戦法。ひらめき
posted by 蔵山車理恵蔵 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月01日

2005年10月24日

碁は握手






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2005年10月18日

目外し三連星-はめ手編









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2005年10月16日

あおき式目外し三連星








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棋譜保管庫

このブログは、あおきひとしのブログ『3210 あほうむ びぎゃn』の別室で、囲碁の棋譜を保管するためにつくられました
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