2006年02月21日

第18期女流名人戦三番勝負第2局 ▲小山栄美女流名人対青木喜久代八段 白1目半勝 2006.2.15







 □黒35のカカリに手を抜いて白36の打ち込みは積極的だが、後手を引いて疑問。普通にしろ55と受けておいてよかった。
 □結局黒55の両ガカリに回られ、この白が根こそぎ追い立てられるようでは実利で黒リード。
 □白は62、66、そして68ハネと中央の黒を狙うが、黒69としっかり地を稼いで確定地は大差。
 □白70、72と中央の黒を狙うが、黒73とコスミ出されてみれば、上辺の白も根無し草。
 □白74、76と黒の上辺は荒らしたものの、黒は77、79と右上隅を固めた上に、黒81と一間に飛んで白の大石をターゲットにしている。
 □中央での大石同士の攻め合いは白94〜黒103とビミョーなからみ合いを演じる。このあたり『週刊碁』の記事によると、控え室では「黒103とトビが来て、黒が寛いでは白に勝機はない」との声があったという。
 □白4〜8は上辺との攻め合いにもっていこうという作戦だが、参考図Aのように普通に黒109と受け、以下黒125まで中央の黒と上辺の白の攻めあいは黒良し。
 □ところが白108に黒は震える。「黒109、111と抜けば厚く、白112、114と左辺の黒地が破れても、黒良し」(小山談)かと思った。事実その通りで、実戦の進行でもまだ少し黒良しだったのだが...。
 □いったん震えた小山はこの後も弛みに緩む。
 □黒117のサガリは118押さえで左辺に孤立した白はコウになる。
 □黒135は白136と替わって、かえって白170のツケを生じてしまって部分的に5目損。
 □黒151は一路下の188がよく3目損。
 □というわけで、小山は必勝の碁を落としてしまった。

 参考図A 左辺を黒109と受けて中央の黒と上辺の白の攻め合いの図









posted by 蔵山車理恵蔵 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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