2006年08月03日

第15期竜星戦本戦Dブロック11回戦 依田紀基九段対大竹英雄名誉碁聖








 □黒1〜白58まで、黒番大竹らしい無理のない厚い打ち方で淀みのない進行。もっとも、ネタは『週刊碁』(2006.8.7)の11字42行の400字あまりの囲み記事なので何も書いてなく、とすればあおき程度の棋力では何もわかっていないことにほかならないが、もっともらしくこう書いておく。
 □黒59で始めて大竹が動いた。三々打ち込みで様子を窺う。
 □白60ハネは気合の反発で、以下黒83までフリ替わり。
 □ただし途中、黒71の前に参考図AのようにO-10(白74のところ)の一間トビを利かしておけば右辺中央の黒の厚みが違い、実戦のように下辺を大きく取られてなお中央の黒が厳しく攻められることもなかった。
 □つまり右辺は荒らされても、白80と下辺の黒を飲み込めば白充分。
 □白86はアジ消しのようでも下辺での黒の惷動の余地を事前に消して堅く、白88、90と中央の力関係で優位に立てば大勢は白にあると読んだ明るい大局観がその背景にはある。
 □それは、白94から100、108となったところではっきり形となって表れている。
 □その途中、黒101のノゾキに白102とツケたのが鋭い小太刀の冴え。黒107まで、後手をひいてしまい黒の仕掛けが空振りに終わった。
 □ここであげたポイントを白番依田はがっちりと守りぬいて白番3目半勝ち。
 

 参考図A 黒71では右辺の黒一間トビを利かしておけば中央の厚みが違っていた






 このように黒71と白72の交換をしておけば中央の黒の厚みが全然違っていた。


posted by 蔵山車理恵蔵 at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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