2006年03月19日

第53回NHK杯テレビ囲碁トーナメント決勝 ▲羽根直樹九段対今村俊也九段 黒中押し勝








 解説:武宮正樹九段
 □黒25打ち込みは積極的。ツケノビを打たれても、黒は裂かれ形で苦しいかと思われたが、
 □白26コスミとじっくり打つ。
 □当然の27のトビ出しに、28、30とカケてこの黒を包囲してゆく。
 □黒31、33と白32、34の交換は打ちづらいが、実践的に決めて、
 □武宮の予想は中央へのトビ出しだったが、黒35、37のスベリを決め、白も忍耐強く36、38としっかり受ける。
 □しかし、黒39のトビ込みに、白40とここを受け、黒41と飛ばれては、右下の白は目も二眼なく、左辺へも完全に連絡していない。
 □白42と左上にカカリ、仕切りなおし。
 □黒45と中央に念入りに手を入れる。
 □白46とハサミ、挽回を図る。
 □黒49から、中央の白の攻めを見る。
 □白は上辺52と開いてこちらで安定して、中央はシノギ勝負に。
 □黒83の打ち込み以下両者中央への進出を計るが、白96に切りが一本入り、黒99と隅を守らなければならなくなれば、白100と出て好調。
 □黒105と上辺を頑張り、白106以下のハネ揚げを喰らっては中央の黒も“ヨレタ”感がある。
 □結局上辺は白130以下134と黒一子がゲタに取られ、黒135と後手で生きなければならず、黒は苦しい。黒のリードは吹っ飛んだか?!
 □白は寄せに入って中央〜下辺を一気に決めにいったが、さのさなかの150が見損じ。右下、下辺とふたつの黒の生死に響いていなくて一手パス。
 □黒149が眼持ちと下辺白の切断と黒151からこの黒の逃げ出しと、中央の白数子の取りを見合いにした好着だったので、結局白164が必要になり黒165を許しては黒再逆転。結局この碁は黒のものとなった。
 □ちなみに、白148で中央を守った参考図Aを掲載しておく。これはまだまだ寄せ勝負で、どちらがいいともいえない感じもするのだが...。

 参考図A








 
posted by 蔵山車理恵蔵 at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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