2006年03月04日

第4回世界学生囲碁王座戦 ▲江村棋弘(日本)対リー・ジー(アメリカ) 黒3目半勝








 解説:溝上知親八段
 □左上黒5白6に手を抜いて、黒7とシマるのは最近の流行。白8、10と力を蓄えた白の厚みが今後どう働くかが今後の見どころ。
 □左下黒11、13にケイマ一本で手を抜いて、白14、16といっぱいに下辺を広げてきた。
 □黒17では11から中央に一間にトんで白三々コスミと換わりM-3と打ち込んで下辺から戦いを起こせば右辺の黒模様も働いて普通だった。黒17三々コスミは妥協した打ち方。白は幸便に18、20と封鎖する。
 □黒21の様子見は今しかチャンスはない。黒がここを手を抜いていると、すかさず白B-4黒B-3を利かされ、白の厚みは強大になる。
 □黒33では黒38押し、白F-9ハネ、黒G-9ハネ、白G-10ヒキ、黒H-8カケツギと中央で居直りたかった。
 □黒33に戻り左下と繋がり安全策を取って中央を割った実戦だが、白38の厚みによる左辺の白模様の幅と、白40と手を戻して得た下辺白の実質が勝る。
 □黒41の打ち込みはこの一手。
 □白4と左下から詰めたが、白44と左上から詰めるのが優っていた。
 □黒は43〜53と左上に侵入してほぼ治まる。
 □白は54、58と攻めを継続したが、以下77まで中央を破られて5目の実質をもって治まられてみればやはり打ち過ぎだっただろう。これで、形勢は黒に逆転。
 □白は88〜100と右上の黒の削減を図る。
 □黒101の打ち込みが決め手。ここを破っては黒の勝利が確定した。


posted by 蔵山車理恵蔵 at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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