2006年01月21日

梶原理論







 解説:梶原一騎じゃない武雄 「一刀両断!梶原節」より
 □私は黒1と打った。いまのところ、これが隅と辺と中央のバランスがもっともよく、最善らしいと思っている。
 □白2が問題だ。でそれをとがめて黒3と肩に行く。極端にいうとこれで“オワ”なんだ。黒3はごきげんうかがい、挨拶のようなもの。ここの白の応手によって、右下隅が大きいのか、左上隅が大きいのか決まってくる。アキ隅を占めるのはそれからでも遅くないというわけだ。
 □白は4〜10と下辺を重視してきた。それなら黒11とより価値の高いこちらのアキ隅を占めて一歩リードと思う。(白10でc-6と左辺を重視すれば、黒はq-3)
 □白12で残るアキ隅を占めれば、黒は13(J-16)と上辺に中国流を敷く。この黒の陣形ははるか左下の肩ツキと呼応して理想的だと思わないかい?






 □理想型はいやだよと、白12とかかってきた。私の予想しない手であった。アキ隅を放置してカカるなんて、常識的には損だからね。黒13と一撃して白を14、16とダメの方向に追いやる。こんなところをトビ出されても、全然こたえないでしょ。それに、左下の肩ツキが働いて白を攻める楽しみだってある。
 □黒17と待望のアキ隅を占めてホントの“オワ”である。証明:白は左下15目、左上5目、コミ(5.5目)を入れても25目。黒は右上と右下隅が8目ずつ。左上の二間は遠慮して5目。上辺に有する力は5目、右辺の力は10目と見る。合計すると36目。よって、黒が10目良い。次は白の手番だが、黒17かでとだいたいの骨組みが決まると、白がふえれば黒もふえるで、数字に大きな変動はなくなるんだ。
 □白18のカカリから28までは相場としておく。すると右上は黒が8目あったのに、白地が10目ついているようだが、上辺の黒の厚みは5目どころじゃないし、右下も黒29とシマって増えているので天下の形勢は何も変わっちゃいない。
 □白30からは非常手段。上辺が白地になったといっても、稼ぎは知れている。対する黒はずいぶん厚くなった。それにH-18のトビが利いて左上の白三子が頼りなくなっている。黒45、47と攻めに回ってやっぱり天下の形勢は動いてない。双方が大過なく打てば黒はがっちり勝てる。


posted by 蔵山車理恵蔵 at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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