2005年12月22日

リコー杯プロ棋士ペア囲碁選手権2006 準々決勝 ▲梅沢由香里・趙治勲ペア対小林泉美・山下敬吾ペア 白中押し勝 2005.12.10







 □白の勢力圏である下辺に梅沢は黒5と打ち込み小林の白6のハサミに趙は黒7と早くも変化球を投げる。これが250手におよぶ碁盤全体をつかっての乱戦の嚆矢となった。
 □山下の当然の白8分断に黒9の是非はともかく、趙は黒11と右下隅に色気を見せて山下の白12の打ち込みを招いては黒の弱石は3つとなり、黒の梅沢・趙チームは早くも苦しい戦いに突入させられてしまった。
 □黒13〜25とお互いに中央へ展開していくが、趙の黒27の一間トビに、山下の白28カケを喰らった。こちらのほうがモノが大きいので、左辺の攻防は放置したままこの一団の黒石(黒7、15、23)のシノギにまわらなくなっては黒チーム苦しい。梅沢・趙ペアに不協和音が漂いはじめる。
 □黒29〜35とヘボノゾキの連続でこの一団は中央へ首を出したが、両側の白を固めるマイナスは小さくはない。おまけに先手を取られて山下の白36両ノゾキに受けることがかなわず、黒37〜45と隅で生き(しかも、後手!)た代償に白42とここを突き破られては、以降の戦いの主導権は完全に白が握った。
 □黒は中央の棒石ふたつをしのぎつつ、左辺と右辺で地合いのバランスをはかるが、その分中央が薄くなり、小林の白118で中央黒の大石が御用に。
 □その後、梅沢・趙ペアは驚異的な粘りを見せ、逆に上辺の白石を取ってしまう。
 □逆転したか、と思った瞬間に梅沢が黒61とコウを解消して上辺の白石を取りきったのが緩着で、ここで左辺黒62と受けていれば勝負はまだこれからだった、かもしれない?
posted by 蔵山車理恵蔵 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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